DENTURES入れ歯やブリッジをお使いの方へ
入れ歯やブリッジでお困りの方へ
あまり知られていませんが、入れ歯は自分の歯に比べて、噛む力が20%以下に、ブリッジは60%ほどになってしまうと言われています。噛む力があるということは、全身の筋力や気力、脳の血流などさまざまなことにも関係し、QOL(生活の質)を保つ上でも重要なポイントです。
また、入れ歯やブリッジは顎の骨に噛む刺激が与えられないため、顎の骨がやせてくるという現象が起こります。その結果、口の周りがクシャっとした印象になってしまったり、「ブルドッグ顔」と呼ばれるようなたるみが目立つお顔になってしまいます。機能性と見た目、両方を考えた上でどのような治療が最適なのか、将来のこともよく考えた治療を選択していきましょう。
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残っている歯への影響
入れ歯やブリッジの場合、残っている歯に対しての影響を考える必要があります。
- 入れ歯支えとなるバネをかけている歯には、汚れが溜まりやすい、支えている歯に余分な力が加わる。
- ブリッジ土台となる健康な歯を削るため、削られてしまった歯の寿命はとても短くなる。
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支えている歯に負担がかかる入れ歯
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健康な歯を削るブリッジ
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食べづらくなることによる悪循環
- 食べにくいものを避けてしまうようになる栄養が偏る
- 外出することが億劫になる他人と会う機会が減る家に閉じこもる日が増えるますます外出しなくなる
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噛めないことによる悪循環
- 食欲はあるのに、食べたいものを自主的に制限しなければいけない
- 食べ物を細かく切らないといけない
- 入れ歯やブリッジの間に食べ物が挟まることによる不快感を我慢して食事をしなければいけない
- 咀嚼能率が下がって噛まずに飲み込むようになると、食事中に血糖値が上がりにくくなり、満腹感が得られず、食べすぎにつながることもある
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入れ歯のトラブル例
- 違和感や異物感、がたつきがある
- 入れ歯が目立つことで他人にわかってしまうのでは?と不安になる
- 固い食べ物が食べられない、噛み切れない
- うまく話せない、入れ歯が外れてしまいそうになる
- ひっかけている歯が痛む、歯ぐきがやせる
- 食べ物が挟まりやすい
- ときどき痛みがある
- 食べ物本来の味がしない
- 手入れがしにくい
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ブリッジのトラブル例
- 噛み合わせの負担や、噛み合わせの圧力による負担増加で削った歯がぐらつく
- 削った歯にひびが入り、抜歯しなくてはいけなくなった
- 削った歯が歯周病になった
- 自分の歯のように噛めない
- 汚れや歯垢がたまりやすい
- わずか2,3年で高額なブリッジがこわれ、抜歯を余儀なくされた
その他にも前歯のブリッジや長いブリッジ、差し歯によって支える歯がグラグラする、骨が痩せるといったお悩みを多数お寄せいただいております。
歯を抜けたまま放置するリスク
歯を失った後の治療方法は、インプラント、ブリッジ、入れ歯があります。しかし、歯を失った後になんの治療もせずに放置しておくと、前後の歯が傾いたり、歯のない所を補うように歯が伸びてしまうこともあり、インプラントやブリッジ、入れ歯を入れる事もできなくなってしまいます。奥歯だから、目立たないから、といって放置をしてしまう方もいらっしゃいますが、長期的な視点で考えると年齢を重ねていくにつれて、他の歯への影響が出てしまい、日常生活に支障をきたしてしまうこともあります。
インプラント治療がすべてではありませんが、まずは歯を抜けたまま放置するリスクも考慮した上で、今後の治療方針を選択していただければと思います。